劇団員の美里は、竹久夢二を題材にした舞台を上演することに。伊藤晴雨の責め絵のモデルだった「お葉」の役に入り込むために、夢二と晴雨を良く知る人物を訪ねることに。「ほな、少し縛ってみよか」「えっ?」「気持ちを知りたいやったら、少し縛られてみいへんか?」SM倶楽部の主催者、吉弥の言葉には嫌だと言えなくする魔力があった。「…いや…あっ…いややわ」「縄がもう濡れてるなぁ〜。感じているんか」敏感な部分に触れてはいないのに、一番敏感な部分が刺激されていく……