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2024/02/21
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聚美

著者名: 聚美編集部
作品詳細

円山・四条派は近世絵画史で画期的な位置にあり、徳川封建社会が半ばも過ぎた明和・安永年間(1764〜81)、京都の画家円山応挙が創始し一派を立ち上げ、さらに与謝蕪村から南画と俳諧を学んだ呉春が加わり、新たな展開をみせた革新的な絵画様式でした。巻頭論文に、河野元昭氏に円山応挙「伝統と革新」と題して、写生画の偉大な先達である応挙芸術の絵画史における先駆的革新性について論じてもらいました。同じく樋口一貴氏は応挙芸術の別の側面から「応挙の構図と形式」と題して、遠近法を踏まえたその制作上における独自性を論じてもらいました。呉春については、長年の研究成果を冷泉為人氏に「呉春の生涯と芸術」と題して、蕪村の内弟子時代から南画や俳諧を学んだ修行を跡付けしながら、呉春独自の個性的で身近な親しみ易い上方の市民感情に根ざした画風について論じてもらいました。【執筆陣】河野元昭樋口一貴畠中光享杉本秀太郎増田勝彦冷泉為人荒川正明小林忠村崎恭子長崎巖青柳恵介池田和臣

出版社:青月社
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