妻殺しの疑いも解け、晴れて帰藩した一馬だったが、病のため、心ならずも我が子鉄太郎を江戸へ見送ることになってしまう……。再び甥を背負うこととなった竜之介は、口入屋善六から大店の主の用心棒を頼まれた。一晩で数万両の大金が動く、お旦那博奕の付添いだった。一方、女博徒お京が長屋に現れたことで、千香は竜之介との仲を勘違いし……。