順調に交際を続けていた彼からプロポーズされた。養護施設で育った私が目の前にある『幸せ』をためらう理由、それはこの身体に刻まれた、忌まわしい記憶。でも優しい彼に、過去を隠したまま、結婚はできない。いつかこの淫乱な身体が目を覚ますことが怖い。私は覚悟を決めて、彼を昔の職場の娼婦の館に誘うが…。