奥村聡一は実はスイーツ大好きな平凡なサラリーマン。仕事を終えて自宅で甘いものを食べるのを楽しみとしている。ある日、コンビニの新商品のスイーツを買って帰宅したところ、隣に住む女性の浮気相手、秋山悟が、「本命の彼がそこまで来ているから隠れて！」と彼女に追い出され、聡一の家にかくまわれることになる。せっかくのお楽しみの時間に邪魔が入り、迷惑に思う聡一。後日、お詫びにレア商品のスイーツを持って悟が訪ねてきて、すっかり「スイーツ」を通じて親しくなる。地味な暮らしの聡一にとって、悟との時間は楽しいものに変化していく。しかし、また隣の女性の部屋に入る悟を目撃した聡一は、自分の心が沈んでいくのを自覚する。