坊主と蜘蛛【単行本 分冊版】5
作品紹介: 俺には、厄介な蜘蛛が憑いてる坊主の宗玄は、懐かれ情を交わした蜘蛛の妖怪と旅をしている。人ならざる彼との情交で得られる快楽が、手放しがたかったのだ。そもそも、宗玄は妖怪の類を恐ろしいと思わない。むしろ人間の方が、残酷で恐ろしい。だからいつの間にか、蜘蛛の裏表のない一途な独占欲を好ましく思い始めていた。人間である自分が死んだ後の、蜘蛛の行く末が心配だったけれど……。※本コンテンツは【単行本版】を分冊したものです。分冊版や単行本との重複購入にお気をつけください。 ※ 電子書籍の送受信データの容量が大きい場合は、パケット通信料が高額になりますので、パケット定額制サービスのご利用をおすすめします。 |
慶應義塾文学科教授 永井荷風 | Red Hood【単行本 分冊版】 | 江戸の犬猿ただならず |