失踪殺人事件
作品紹介: 資産家で実業家の妻に頭のあがらない川名行夫は、旅行中に知り合った牧野小夜子と老神温泉で一夜を共にする。ところが翌朝、小夜子は、彼女を追いかけてきた二人の男から逃げようと、誤って温泉橋の渓流の崖から転落死する。殺人の容疑がかかることを恐れた川名は、かねてから妻の束縛から逃れることを考えていたこともあり、そのまま失踪。小夜子は大量の札束が入ったバッグを持っていたはずだが、それすら消えてしまった。それから三年後、川名邸で起きた殺人事件では、過去の事件が注目されて…。八木沢警部補の推理が冴える長篇ミステリ。●大谷羊太郎(おおたに・ようたろう)1931年、東大阪市に生まれる。慶応大学文学部国文学科中退。大学在学中にプロミュージシャンとしてデビュー。芸能界で過ごした後、1970年に『殺意の演奏』で第16回江戸川乱歩賞を受賞。翌年より推理作家専業。トリック中心の推理小説を120冊以上発表。近年は時代小説でも多くの著書を発表している。 ※ 電子書籍の送受信データの容量が大きい場合は、パケット通信料が高額になりますので、パケット定額制サービスのご利用をおすすめします。 |
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