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2024/02/21
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新宿警察(6) 喜劇篇 新宿の夜の神々
著者名:藤原 審爾
権利元:アドレナライズ
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作品紹介:

 ストッキングや下着はそれを脱がせる手間からみると、一円にもならない程度の品物で、処分も面倒なのである。まともな物盗りなら、そんなものを盗って、手懸りをのこしたりしない。つまり盗る以上の気持ちが加わっているのであって、痴話喧嘩の揚句だとか、近親の怨みをかって、そんな目にあわされたという場合が多い。さんざん捜査をさせられ、結局、被害者と加害者に、申しわけありませんと詫びられたりする。(「しなやかな肢」より) 日本の警察小説史上に輝く最大の金字塔、「新宿警察」シリーズが全集として電子で復刊! 本書は短篇集〈喜劇篇〉。巻末に書評家・杉江松恋による解説を収録。*新宿の赤い空*しなやかな肢*甘い汁*悪事の唄*へんな夫婦*新宿夜泣き花*新宿湿地帯*新宿の夜の神々*下着泥棒*花びらの鼓動●藤原審爾(ふじわら・しんじ)1921年、東京都生まれ。「小説の名人」と讃えられ、純文学から中間小説、推理小説、犯罪・スパイ小説、歴史・時代小説、恋愛小説など多種多様なジャンルにまたがって作品を発表。初期の代表作『秋津温泉』や、『泥だらけの純情』『新宿警察』など、映画・ドラマ化された作品も数多い。1952年「罪な女」等で第27回直木賞を受賞。監修:杉江松恋(すぎえ・まつこい)1968年、東京都生まれ。ミステリーなどの書評を中心に活動中。著書に海外古典ミステリーの新しい読み方を記した書評エッセイ『路地裏の迷宮踏査』(東京創元社)、『読み出したら止まらない 海外ミステリーマストリード100』(日経文芸文庫)など。2016年には落語協会真打にインタビューした『桃月庵白酒と落語十三夜』(KADOKAWA)を上梓。近刊にエッセイ『ある日うっかりPTA』(KADOKAWA)がある。



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