宇宙船ヴァニスの歌(3) 血飛沫電脳世界
作品紹介: 「挨拶(ファック)だ、挨拶だ、おれも挨拶がしたい」ドレスの裾をめくりあげたヨハネの手は、サイボーグ・ハンドである。生身のなよやかなシンディの腕では、これをはねのけるなど絶対に不可能。シンディはせめて陰部だけをかくそう、もじもじと腿と腿をすり合わせる。「ほほう、これが生の女」ダニエルが両手でシンディの腰を抑え、右に左にひねって肉のつき具合いを値踏みする。「ちょっと、ちょっと……そんな……やあだこれ、お止め」シンディのたっぷりした尻たぶが、やんやん、羞恥の痙攣を繰りかえす……。 凄絶な官能SFバイオレンス第3弾が「電子版あとがき」を追加収録して、ついに復刊!●友成純一(ともなり・じゅんいち)1954年福岡生まれ。1976年、早稲田大学在学中に「透明人間の定理リラダンについて」が幻影城新人評論部門に入選。映画評などでも活躍したのち、1985年「肉の儀式」で小説家デビュー。官能的でバイオレントな作風が注目を浴びる。以後、スプラッター小説のパイオニアとしてだけでなく、SF、ホラー、怪獣小説などでも鬼才ぶりを発揮し、多くの著作を発表。またロンドン関連の著書も多い。現在はバリ島在住。 ※ 電子書籍の送受信データの容量が大きい場合は、パケット通信料が高額になりますので、パケット定額制サービスのご利用をおすすめします。 |
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