禁断のときめき
作品紹介: ◆シリーニは一人庭園のベンチに座り、ただ時が過ぎるのを待った。父の政敵の資金集めパーティーにもぐりこんものの、命じられたとおりにスパイ行為を働く気にはなれなかったのだ。「君は幽霊ではないんだね?」振り返ると、タキシードに身を包んだすてきな男性がいた。男性はこのホテルの庭園に出るという幽霊の話を皮切りに、歴史や伝説を語り、心から楽しませてくれた。やがて二人はあらがえぬ魔力に導かれるように踊り、口づけをする。しかし男性の名を聞いたとき、シリーニは慄然とした。アダム・ダンフォース? 彼が政敵の息子だったなんて! ※ 電子書籍の送受信データの容量が大きい場合は、パケット通信料が高額になりますので、パケット定額制サービスのご利用をおすすめします。 |
ある運命の物語 |