ず・ぼん18
作品紹介: 『ず・ぼん』では何号かにわたり、電子出版や電子図書館をめぐる先行事例や、その周辺を追いかけてきた。様々な注目すべき試行はあるが、爆発的な変化は起こっていない。電子コンテンツ産業はいつブレイクするか?いっぽう図書館の電子化の問題は、電子コンテンツ市場の発展を待つばかりではなく、読者のいる「紙の出版物」を無視せず、提供する資料の豊富化、図書館の可能性の問題として論じ、トライされるべきである。業務委託や資料費縮小などで出口の見えない図書館界だが、蓄積してきた「紙の蔵書」の新たな提示を含む、事業の新展開の方法としてチャレンジされなければならない。電子書籍は出版にとっても図書館にとってもイノベーションなのだから。米国ですすむ配信タイプの電子図書館モデルの紹介や、公共図書館自前の地域資料の電子化配信実験など、いくつかの議論と動きを追ってみた。(ず・ぼん編集委員◎堀 渡)──特集・電子化への見取り図リード文より ※ 電子書籍の送受信データの容量が大きい場合は、パケット通信料が高額になりますので、パケット定額制サービスのご利用をおすすめします。 |
ず・ぼん19 武雄市図書館/図書館送信/ほか |