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高架鉄道と東京駅[下]
著者名:小野田滋
権利元:交通新聞社
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作品紹介:

東京の南北を貫通して、新橋と上野を結ぶ鉄道が計画されたが、すでに市街地化していたため、踏切のない高架鉄道を建設することとなった。赤煉瓦のアーチ橋と鉄桁を組み合わせた最新式の高架橋は、ベルリンをモデルとし、ドイツ人技師の指導を受けながら完成した。そして、大正3年には赤煉瓦の東京駅が完成し、日本の玄関としての風貌を整えた。新しい都市鉄道を実現し、世界に誇る停車場を建設しようと考えた明治時代の鉄道技術者たちの志を、膨大な資料を基に浮き彫りにしたのが本書。上巻では、高架鉄道と中央停車場の計画がどのように進められたかを振り返り、下巻ではそれがどのように実現したのかを明らかにする。小野田滋(おのだしげる)1957年愛知県生まれ。日本大学文理学部応用地学科卒業。1979年日本国有鉄道入社。東京第二工事局、鉄道技術研究所勤務を経て、分割民営化後は、鉄道総合技術研究所、西日本旅客鉄道(出向)、海外鉄道技術協力協会(出向)などを経て、現在は鉄道総合技術研究所勤務。著書に「鉄道構造物探見」(JTB・2002)、「鉄道と煉瓦」(鹿島出版会・2004)、「日本の美術No.545」(ぎょうせい・2011)など。NHK「ブラタモリ」にも出演。工学博士(東京大学)。



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