最終電車での秘め事
作品紹介: しんと静まり返っている駅のホーム。そんな中、渉はトイレで呻き声を漏らしていた。泥酔し、胃の中のアルコールを全て出してしまいたいが、とにかく苦しい。「大丈夫ですか?」どことなく幼さの残るおっとりとした声が聞こえる。「……ぅぇええええええええっぅ」愛くるしい顔立ちをした駅員が、白い手袋をはめたその両手で、渉の全てを受け止め、嫌な顔一つせずに微笑んでいる。(お、お、お…―――)「俺の嫁!!!」「……―――え?」 ※ 電子書籍の送受信データの容量が大きい場合は、パケット通信料が高額になりますので、パケット定額制サービスのご利用をおすすめします。 |