作品紹介:
海運会社の御曹子、巧海は九州帝大の二年生である。想いをよせる船乗り清二とは十六歳を最後に会っていない。手紙を交わしていたものの、それも去年の夏を境にふつりと途切れていて─……。幼馴染の深と同じ部屋で下宿生活を送りながら、清二の便りを待つ巧海。揺れる青年と周囲を描く、若松浪漫第二弾。
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