作品紹介：

波打ち際に倒れていた彼女と兄弟、３人の海辺の別荘での同棲は季節を巡り、どこから来たのか、何があったのか、まったく言葉を話さない無垢な彼女に惹かれていく兄弟は、それぞれのかたちで彼女を愛していた。小説家兼モデルでもある伊久磨（いくま）は“現代版人魚姫”として彼女を描いた小説を雑誌に掲載、それを読んだ兄・拓馬（たくま）は激怒するが、伊久磨にとっては自分流 “尋ね人”だと言う。ある日、伊久磨がショーモデルの仕事にかこつけ、彼女を都会に連れ出した。彼女を一目見たデザイナーにラストを飾るウェディングドレスを着てほしいと言われ、伊久磨とカップルでランウェイを歩くことに…。そんな二人を会場に似つかわしくない黒づくめの大男たちが見つめていて――!?

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