作品紹介:
ときおり、雄大の指先が首筋にかかる。男にしては線の細い感じの指先だ。形のよい指先で首筋をなぞられるだけで、あっという悩ましい声が洩れてしまいそうになる。綾奈は、んんっと軽い咳払いをして、不規則なリズムを刻みそうになる呼吸を整えた。
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