恋大蛇――羽州ぼろ鳶組 幕間
作品紹介: 恋と火事は、江戸の華。咲かせたくもあり、咲かせたくもなし――流人となった男、酒呑み火消、次代を担う若頭。三人の脇役たちが織りなす、心ゆさぶる物語。救えなかった命――猛火に包まれた幼子の悲鳴が聞こえる。炎への恐怖に萎む心と躰を麻痺させるため、今日も“蟒蛇”野条弾馬は、酒を呷って火事場に臨む。京都常火消、淀藩火消組頭取に己を取り立ててくれた心優しき主君が逝った。「帝を、京を、そこに住まう人々を救え」今際の言葉を胸に刻んだ弾馬は……(「恋大蛇」)。表題作の他二編を収録、シリーズ初の外伝的短編集。 ※ 電子書籍の送受信データの容量が大きい場合は、パケット通信料が高額になりますので、パケット定額制サービスのご利用をおすすめします。 |
塞王の楯 | 蹴れ、彦五郎 | 羽州ぼろ鳶組 |