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忍法秘話 4
著者名:白土三平(作)
権利元:小学館
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作品紹介:

無情の世で、のがれられない宿命に生きる者たちの姿を描いた異色作品集▼第1話/神かくし▼第2話/たまかぜ▼第3話/子啄木鳥▼第4話/無名▼第5話/スガルの死▼第6話/目無し(一)▼第7話/目無し(二)▼第8話/目無し(三)▼第9話/目無し(四)▼第10話/はごろも(一)▼第11話/はごろも(二) ●登場人物/スガル(不可能とされていた、伊賀始まって以来の女忍)。オギ(下忍。少女のころからスガルを見守り、くの一にならずにすむよう忍びの技を教える) ●あらすじ/伊賀の女「スガル」は、代々くの一として使われる宿命だった。くの一は、仲間を助けるためや口封じのために、まっさきに使い捨てられる存在である。そうして母と姉を失った少女は、くの一になりたくないと抵抗するが…(第6話)。▼少女は、遠縁にあたる下忍オギをひきとっていっしょに暮らし始める。オギは年をとり傷ついて、忍びとしての限界を感じていた。月日が流れ、少女は美しい娘に成長する。そしてまた何年かのち、木の上でオギの死体が発見された(第7話)。▼オギが死んで一年後。娘が崖からおち、顔のつぶれた死体がみつかった。その頃見慣れない流れ者の小僧が、村に目の無いイワナを売り歩くようになる。それは巧妙に変装し生まれ変わった娘だった(第8話)。 ●本巻の特徴/忍びの世界の最下層に位置する下忍やくの一たちは、虐げられていた。その中には特殊な能力を磨き、組織に背いてでも、自らの身を守って生き抜こうとする者たちもいた…。くの一にならないために、娘スガルは初めての女忍になる。陰の天才忍者オギに学んだ千本打ちは、イワナの目を突いて会得したものだった。この巻では前後して、スガルの死と生い立ちが描かれる。 ●その他の登場キャラクター/オド(第2話)、コゲラ(第3話)、服部半蔵(第3話)、不動(第4話)、又兵衛または新堂の小太郎(第4話)、オトまたは赤目の観世音(第4話)、吹雪(第10、11話) ●その他のデータ/登場する忍術・剣術〜春花の術(第1話)、矢車の陣(第2話)、無限流十文字、峰くずし、三ツ角、山影、飛燕、八文字、たまかぜ(第2話)、桂男(第3話)、鉄桶の陣(第3話)、蚊幕(第3話)、無名または無芸の術(第4話)、雷発(第4話)、千本乱れ打ち(第5、9話)



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