著者名:
青木芳朗/前川和彦 | |
緊急被ばく医療における診断と治療の実際を、核テロに対応した医療をも視野に入れて解説。原子力災害への医療体制のあり方を総括。われわれ医療者にとってみれば、それが原子力発電所等の事故での被ばく患者であれ、医療機関や放射性同位元素の使用施設の事故での被ばく患者であれ、放射線による急性症状を訴えて来院する患者への医療対応は救急医療の一部分にすぎない。医療者に、少しの放射線学的な基礎知識の理解と科学的な態度があり、放射線物理などの専門家の支援さえ得られれば被ばく医療はなんら特殊なのもではないと断定できる。(「序論」より)
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