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2024/02/21
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るりのワンピース

作品詳細

もうすぐたんじょう日のるりは、自分の名前と同じ色のワンピースを探しにお母さんとデパートへ。講談社児童文学新人賞入賞作「あおいの世界」でデビューした花里真希と「はりねずみのルーチカ」の北見葉胡の描く魔法のデパートの世界。認知症になってしまったおばあちゃんと約束したワンピースを探しにデパートへ行き、そこでお母さんとはぐれた主人公の「るり」をきつねの紳士がいろんなフロアにエスコートする、デパート版「不思議の国のアリス」のような楽しい作品です。エレベーターには、だれものっていません。(のっちゃおうかな、でもな、どうしようかな。)るりがもじもじしていたら、エレベーターのとびらが、とじたり、ひらいたりしました。まるで「早くのって」と言っているようです。デパートは、何階建てなのかわからないくらい、大きな建物でした。「ほんとに大きいね。」「まいごにならないように、しっかり手をつないでいようね。」お母さんは、るりの手をぎゅっとにぎりました。象でも通れそうな大きな入り口の横に、案内板がありました。ーー本文より。もくじうさぎの人形のワンピース デパートへ  きつねのしんし  くつの山  おしゃれな白ねこ  るり色の布  きつねのしんし、ふたたび  お母さんといっしょに

出版社:講談社
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