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2024/02/21
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MM

著者名: 市川拓司
作品詳細

市川拓司、4年ぶりの書き下ろし!会えなくなるとわかっていても、ぼくはきみを守りたかった‥‥。その日、映画の脚本家になることを夢見ていたぼく(佐々時郎/ジロ)は、駅前通りの本屋さんで『ハリウッドで脚本家になるための近道マップ』という名前の翻訳本を立ち読みしていた。600ページもある高価な本だったから、夏休みに入った最初の日から毎日店に通って、少しずつ全ページを読破する計画だった。その日も本に没頭していると、急に肩を叩かれ、ぼくは飛び上がった。(本屋の親父さんについに見つかった!)恐る恐る振り返ると、そこに彼女がいた。南川桃(モモ)。同じクラスにいたけど、一度も口をきいたことがない女の子。女子のヒエラルキーでも頂点にいるのが当たり前のようなその子が、そのあとぼくに頼んできたのは、伝記を書くことだった。「伝記? 誰の?」「わたしの」と、彼女は言った。『いま、会いにゆきます』『恋愛寫眞 もうひとつの物語』『そのときは彼によろしく』『こんなにも優しい、世界の終わりかた』――大人気の市川拓司×小学館の大ベストセラー恋愛小説群に加わる、新たな傑作の登場です!

出版社:小学館
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