遊民の系譜 | |
杉山二郎 | |
傀儡子、白拍子、方術師、揚水尺、香具師、ジプシー、幻人、勧進聖……。民俗文化・芸能の媒体として、日本… |
遠ざかる野辺送り | |
齊藤俊彦 | |
白装束、位牌、四花…かつては遺族らが長い葬列を組んで亡骸を野末に葬る〈野辺送り〉の風習があった。葬儀… |
避けられた戦争 ──一九二〇年代・日本の選択 | |
油井大三郎 | |
1920年代の日本は、国際連盟の常任理事国に選ばれ、不戦条約にも調印し国際平和をリードする大国として… |
邪馬台国再考 ――女王国・邪馬台国・ヤマト政権 | |
小林敏男 | |
長年にわたり論争となってきた邪馬台国の所在地。考古学では、纒向遺跡の発掘により畿内説で決着したとされ… |
都市空間の明治維新 ──江戸から東京への大転換 | |
松山恵 | |
かつて「江戸」と呼ばれた都市は、どのような過程で「東京」となったのか? そして、そのとき、人びととそ… |
鉄の日本史 ――邪馬台国から八幡製鐵所開所まで | |
松井和幸 | |
大陸から日本列島に伝わった鉄文化は、他の地域で類を見ない進化を遂げた。鉄鉱石資源に乏しい国土において… |
鎌倉仏教 | |
佐藤弘夫 | |
法然、栄西、親鸞、道元、日蓮、一遍―彼らを開祖として鎌倉時代に相次いで勃興した新たな宗教運動は、日本… |
鎌倉殿と呪術 - 怨霊と怪異、幕府成立史 - | |
島崎晋 | |
これが本当の呪術大戦!? 鎌倉時代は陰陽師の歴史であった!?『吾妻鏡』を読み説けば自然に描かれる、怨… |
間違いだらけの古代史 | |
宮崎正弘 | |
◎縄文期の水田跡と真脇遺跡の2大発見 ◎「越前の大王」だった継体天皇の謎 ◎皇位簒奪ではなかった壬申… |
関東大震災と民衆犯罪 ――立件された一一四件の記録から | |
佐藤冬樹 | |
1923年の関東大地震。その直後から自警団による、朝鮮人、中国人らに対する襲撃事件が多発し、日本人を… |
関東大震災と鉄道 ――「今」へと続く記憶をたどる | |
内田宗治 | |
1923年9月1日、関東大震災。10万人以上の死亡・行方不明者数を記録した日本史上最大規模の天災だが… |
関東往還記 | |
性海 著/細川涼一 訳注 | |
鎌倉時代、律僧叡尊が北条時頼の招きにより鎌倉に下向、滞在した際の記録。宗教史のみならず、『吾妻鏡』が… |
陸軍将校の教育社会史(上) ──立身出世と天皇制 | |
広田照幸 | |
天皇制イデオロギーの「内面化」が、戦時体制を積極的に担う陸軍将校を生み出したというのは真実か。本書は… |
陸軍将校の教育社会史(下) ──立身出世と天皇制 | |
広田照幸 | |
陸軍将校もまた、生身の人間だった。日本における天皇制と教育との関わりとはどのようなものであったのか。… |
隣国の発見 ──日韓併合期に日本人は何を見たか | |
鄭大均 | |
日韓併合期(1910〜1945年)の日本人のなかには、朝鮮の人や自然や文化を体験し、観察し、優れたエ… |
集中講義! ギリシア・ローマ | |
桜井万里子/本村凌二 | |
古代地中海を中心に歴史をつくりあげたギリシアとローマ。同じような時期に政治・経済・文化が発展していっ… |
雨森芳洲の朝鮮語教科書 | |
金子祐樹 | |
対馬藩儒・雨森芳洲は、何を求め、どんな配慮をもって、朝鮮語通訳官養成テキストを作ったか。本文を子細に… |
震災と死者 ――東日本大震災・関東大震災・濃尾地震 | |
北原糸子 | |
東日本大震災から一〇年、死者がどう扱われてきたかはメディアも遠慮がちにしか報じていない。だが未来に向… |
霊魂の民俗学 ――日本人の霊的世界 | |
宮田登 | |
出産・七五三・成人・結婚・葬送など日本人が経験する人生儀礼や、各地に伝わる習俗や祭りのなかには、いか… |
風土のなかの神々 ――神話から歴史の時空を行く | |
桑子敏雄 | |
日本の神々とは日本人にとってどのような存在だったのか。神々は日本の風土のなかでどのような役割を担って… |