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2024/02/21
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本格ネイティブ感覚英語

著者名: 井上健司
作品詳細

「日本人は、英語の読み書きはできるが話すことはできない」この広く一般に浸透している認識は大きな誤りです。事実は、「日本人は、英語の読み書き話すの、すべてができない」のです。日本人が英語のリスニング・スピーキングといった「音」に関して大きな問題を抱えていることは事実ですが、頭の中に浮かんだ自分の考えを素直に英語で書くことができないことを見ても分かるように、「音」は決して根本問題ではありません。日本人の英語苦手の本当の原因は、誰もが正しいものだと信じ込んでいた学校で教わった英文法にあります。この文法は、明治以来日本で独自に進化したもの(ガラパゴス英文法)で、英語から日本語訳を取り出すことを主な目的としていて、英語が得意でない人でも英文から日本語訳を獲得することができたため、外国から知識を得るという「受信」に関してはそれなりに効率の良いものでしたが、現代のように国際交流という「受発信」が求められる時代には弊害が大きいのです。英語能力の獲得という学習の側面から見ても、耳から入ってきた英語を英語のまま理解し自分の考えを英語として発話する、日本語を介在させずに英語を操る能力を身につけるのに役立たないどころか妨げになっていて、日本人は、その能力を学校卒業後の自らの学習や留学などを通して、一から身に着け直しているのです。何という非効率でしょうか。英語能力の獲得は、正しく学習すれば大多数の日本人が思っているよりはるかに容易なもので、そのためには正しい文法を身に付けることが求められます。この本は、英語能力の獲得のために必要な、ネイティブが頭の中に持っている文法を解説したもので、この文法なら誰でも習熟度に応じて身に着けた英語を実際に英語として使えるようになります。

出版社:柳小路出版
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