著者名:
中島龍市 | |
歯原病は失活歯 (神経を抜いた歯、あるいは虫歯や外力により神経が死んだ歯)がつくり出す様々な全身の病気で、病巣感染でもあります。もしそうであれば、私たち歯科医は歯の神経を抜けなくなります。しかも、歯原病を治す方法は、抜歯しかないのです。歯原病の治療により、自己免疫疾患に代表される難病が治っていけば、患者様本人のQOL(クオリティ・オブ・ライフ=生活の質)の改善は大きく、ひいては日本の医療費の減少にも貢献できると思われます。本書は、歯原病を知っていただく最初の試みです。一人でも多くの方が歯原病を知り、歯についての新常識を自分のものとしていただければ望外の幸せです。
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