作家S・ツヴァイクの四半世紀余にわたる赤裸々な日々の記録。多士済々の文人たちとの交流、戦火のもとで揺れ動く心情、秘められたアヴァンチュール、亡命生活における悲憤慷慨……二十世紀初頭のヨーロッパ、混迷の淵から才人の忍び音が聞こえる―