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2024/02/21
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誰そ彼の殺人

著者名: 小松亜由美
作品詳細

仙台の国立大学・杜之宮大学医学部法医学教室。解剖技官・梨木楓【ルビ:なしきかえで】は、上司である若き准教授・今宮貴継【ルビ:いまみやたかつぐ】とともに日夜、警察から運び込まれる身元や死因が不明の死体を解剖している。彼らが遭遇するのは、温泉旅館で不審死した編集者(「恙なき遺体」)、顔面を破壊され手足が切断された沼の中の死体(「誰そ彼の殺人」)、限界集落の小さな池に遺棄された老人(「蓮池浄土」)、降りしきる雨の中、轢き逃げ事故で道端に放置された女子高校生(「安楽椅子探偵・今宮貴継」)など、どれも悲惨な人間の最期の姿だ。事故か殺人か---。今宮と梨木は、遺体の外傷を観察、内臓の全摘出後、病理検査にかけ、細胞の一つ一つまで検分。犯人でさえ気づいていない証拠にたどり着く……。

出版社:幻冬舎
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