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14歳(フォーティーン)10
著者名:楳図かずお
権利元:小学館
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作品紹介:

▼第四章/地球重態(25〜28)▼第五章/子ども遊び(1〜9) ●登場人物/ローズ(経済界の最高位/グランド・マスター)、岬(日本の総理大臣)、岬タロウ(岬総理大臣の息子)、戸川洋子(ヨッコ/女子高校生/きよらの母)、戸川きよら(ヨッコの息子) ●あらすじ/自らの体を人工子宮器に変え、クローンを成育させたローズ。不老不死の薬として、自分のクローンを殺して血を吸おうと試みた。ドロドロに溶けたクローンの死体は、突如不気味な笑い声を上げながら再生しはじめたのだが……(第四章25)。▼2121年、地球は死にかけていた。その事実を人々の目からそらすために、日本では「もの」と呼ばれる人工人間の商品化が進められた。もっとも人々に喜ばれたのは、「もの」による殺人プロレス。相手の心臓をえぐりだし、にぎりつぶしても死ぬことのない「もの」の戦いは凄惨極まりないものだったが、その様子は立体映像で全世界に放映され人々をやみつきにしていた。ごくありふれた家庭でやはり殺人プロレスを見ていた3歳児の基(もとい)は、突如「ぼく、行かなくちゃ。呼んでるの」と両親に言い残して部屋から出ていってしまう(第五章1、2)。 ●本巻の特徴/不老不死研究の思わぬ副産物として生まれた「もの」(人工人間)についてと、地球を脱出させる「運の強い」子ども選びについてが描かれている。「もの」による殺人プロレスは、目を覆いたくなるほど凄惨。そして、限りなくグロテスク。 ●その他の登場人物/山川(岬総理の側近)、たか(人工人間の娼婦)、ゾンビ草野(もの/人工人間のプロレスラー)、アングリー炎(もの/人工人間のプロレスラー)、美少年嵐(もの/人工人間のプロレスラー)、阿部基(3歳児)



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