くるみ割り人形とねずみの王さま/ブランビラ王女 | |
ホフマン/大島かおり(訳) | |
クリスマス・イヴに贈られたくるみ割り人形。その導きで、マリーは不思議の国の扉を開ける……珠玉のメール… |
この夜を越えて | |
イルムガルト・コイン/田丸理砂 | |
「水晶の夜」の2年前、1936年3月のフランクフルト。ヒトラー総統の来訪に沸き立つ街で、19歳のザナ… |
だまされた女/すげかえられた首 | |
マン/岸 美光(訳) | |
アメリカ人青年に恋した初老の未亡人は、再び男性を愛する喜びに目覚めたのだが……(「だまされた女」)。… |
ほら吹き男爵の冒険 | |
ビュルガー/酒寄進一(訳) | |
世界各地を旅したミュンヒハウゼン男爵は、いかなる奇策で猛獣を退治し、敵軍に打撃を与え、英雄的な活躍を… |
みえない雲 | |
グードルン・パウゼヴァング(著)/高田ゆみ子(訳) | |
原発事故が起こったあと、人はいかに生きるか?世界の原発史上最悪の事態となったチェルノブイリ爆発事故か… |
みずうみ/三色すみれ/人形使いのポーレ | |
シュトルム/松永美穂(訳) | |
将来結婚するものと考えていた幼なじみとの初恋とその後日を回想する「みずうみ」。継母と前妻の娘との心の… |
アルプスの少女ハイジ | |
ヨハンナ・シュピリ/遠山明子(訳) | |
両親を亡くしたハイジは、アルプスの山小屋で暮らす祖父のもとに預けられる。月の光が差す干し草の寝床、山… |
アンティゴネ | |
ブレヒト/谷川道子(訳) | |
戦争の死者とその弔い、国家と個人の関係を問うこと、服従か抵抗・自律か……。テーバイの王クレオンが仕掛… |
ガリレオの生涯 | |
ブレヒト/谷川道子(訳) | |
地動説をめぐり教会と対立し、自説を撤回したガリレオだったが、幽閉生活で目が見えなくなっていくなか、じ… |
クオリティランド | |
マルク=ウヴェ・クリング/森内薫 | |
恋人や仕事・趣味までアルゴリズムで決定される究極の格付社会。アンドロイドが大統領選に立候補し、役立た… |
グリム童話 | |
グリム兄弟/池内 紀(訳) | |
グリム兄弟はドイツ語辞典(つまりドイツの「国語辞典」)を編纂したことからもわかるように、自分たちが使… |
セーヌ川の書店主 | |
ニーナ・ゲオルゲ/訳:遠山明子 | |
セーヌ川に浮かぶ船上で、悩める人々に本を“処方”する書店主ジャン・ペルデュ。彼はある古い手紙をきっか… |
チャンドス卿の手紙/アンドレアス | |
ホーフマンスタール/丘沢静也(訳) | |
なぜ、若き文豪は筆を折ることにしたのか? 言葉はウソをつくから当てにならない、と気づいたチャンドス卿… |
チリの地震 | |
H・V・クライスト/種村季弘 | |
十七世紀、チリの大地震が引き裂かれたまま死にゆこうとしていた若い男女の運命を変えた。息をつかせぬ衝撃… |
ツァラトゥストラ | |
ニーチェ/丘沢静也(訳) | |
「人類への最大の贈り物」「ドイツ語で書かれた最も深い作品」とニーチェが自負する永遠の問題作。神は死ん… |
ツヴァイク日記 1912〜1940 | |
著:S・ツヴァイク/編:クヌート・ベック/訳:藤原和夫 | |
作家S・ツヴァイクの四半世紀余にわたる赤裸々な日々の記録。多士済々の文人たちとの交流、戦火のもとで揺… |
デーミアン | |
ヘッセ/酒寄進一(訳) | |
些細な嘘をついたために不良に強請られていたエーミール。だが転校してきたデーミアンと仲良くなるや、不良… |
トニオ・クレーガー | |
マン/浅井晶子(訳) | |
同級生の男子ハンスや、金髪の少女インゲボルクに思い焦がれながらも、愛の炎には身を捧げられず、精神と言… |
トーニオ・クレーガー 他一篇 | |
トーマス・マン/平野卿子 | |
ぼくは人生を愛している。これはいわば告白だ--孤独で瞑想的な少年トーニオは成長し芸術家として名を成す… |
バリ島物語 | |
ヴィキイ・バウム/金窪勝郎 | |
バリ島にはかつてバドゥンと呼ばれる王国があった……百年前のバリを詩情豊かに描き、一九三七年の刊行以来… |