著者名:
藤沢ショーブ | |
フリーターで、声フェチの悠木響吾(ゆうき・きょうご)は趣味を兼ねてカラオケでアルバイトをしている。ある日、先輩に特別メニューをとある部屋に置いてくるように言われるが、その特別メニューというのは、『結婚してください』と書かれたサプライズプレートだった。どうやらその部屋でプロポーズをする男がいるらしい。先輩は「カラオケで歌ってプロポーズなんて寒いよな」と笑う。それに同意しながらも、「これで喜ぶ女性はいるのか?」と心配になる響吾。デザートプレートを持って行くと女性が急に出て行く。ひとり部屋に残されてうなだれる男・辻堂明貴(つじどう・あき)は、どうやら響吾が予想した通り見事にフラれた。その晩、やけになってひとりオールすることにした明貴は、どんどん酒をオーダー。カラオケで朝まで飲んで泥酔した明貴を、仕方なく家で介抱することになった響吾だが、その声に欲情した挙句に流れで抱いてしまい――? それなのに明貴は、酔っ払っていたせいか抱かれたことすら覚えていない!? 一筋縄ではいかない堅物&変人&思い込んだら一直線なサラリーマン・明貴と、明貴に呆れながらも一夜の過ちを引きずる響吾の関係は一体どうなる!?
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